収益モデルの読み方

フランチャイズの利益率を比較するには|オーナー人件費と返済をそろえる

公式情報をもとに編集/2026年9月14日更新

本部が示す利益率は、費用に何を含めるかで変わります。売上、仕入れ、人件費、家賃、本部への支払いを同じ条件にそろえ、利益と借入返済後の資金を分けて比較します。

利益率の数字より、計算の中身を見る

「利益率30%」という数字だけでは、手元にいくら残るかは分かりません。粗利益なのか営業利益なのか、オーナー自身が店に立つ労働の対価が費用に含まれているかで意味が変わります。まず、モデルの売上から何を引いた数字かを確認してください。

例えば、自分が店長を兼ねる案と、店長を雇う案を比べるなら、どちらにも同じ水準の店長人件費を置いて比較します。これはモデルを比べるための調整であり、個人事業の会計処理の説明ではありません。

本部へ依頼する比較表

売上の根拠
モデル店か実在店か、対象期間、店舗数、地域、面積、営業時間。繁忙月だけの数字ではないか。
仕入れ・販売費
原価、廃棄、送料、決済手数料、集客費。指定仕入先や最低発注量の条件も確認する。
働く人の費用
従業員数、勤務時間、賃金、社会保険等と、オーナーの勤務時間。休みの日の代替要員も確認する。
店舗・本部への支払い
家賃、光熱費、ロイヤリティ、システム費、広告分担金、修繕・設備更新。
資金の出入り
売上の入金日、仕入れの支払日、借入返済、税金、設備投資。利益の黒字と現金の余裕は分ける。

月商200万円の仮定で、違いを確かめる

以下は計算方法を示す仮定で、特定ブランドの実績や収益予測ではありません。単位は万円/月です。

項目金額
売上200
売上に比例する費用(売上の40%と仮定)80
固定費(オーナー労働の対価を除く)70
オーナー労働の対価を引く前の差額50(売上の25%)
オーナー労働の対価を月30と置く差額20(売上の10%)

同じ店でも、オーナー労働を含めると25%と10%の差が出ます。売上が20%下がって160万円になり、変動費率と固定費が同じなら、160−64−70−30=マイナス4万円です。これとは別に、借入元本の返済や設備購入など、損益と時期が異なる現金の支払いも確認します。

実績として確かめる数字と、確かめられない数字

既存店のモデルを使う場合でも、その店の立地や運営体制が自分の計画に近いかを確かめます。上位店の一例だけで判断せず、開業後の経過月数や対象店舗数も質問してください。契約前の説明で示された前提は、メールや資料で残します。

確認できない利益率をゼロと扱ったり、違う定義の利益率で本部を順位づけしたりすると比較を誤ります。当サイトの掲載情報と本部からの回答を合わせ、条件がそろった候補を比較してください。

ロイヤリティ以外の毎月の費用説明会で確認する質問

参考にした公式情報

条件を確かめながら、候補を探す。

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